受動的か能動的か。

私は仕事に対する姿勢として、「受動的」か「能動的」かをいつも自分に問うようにしています。
思うに、基本的には「受動的」で仕事をしている人の方が多いかと。
特に受託系企業はそうなのではないかなと思います。

私は受託の仕事でも何でも、「能動的」に働くことができれば
もっと仕事は楽しくなるんじゃないかな?って思っております。

「やらされている」と感じながらやっている仕事と、
「こうやりたい」など考えながらやっている仕事では違います。
ただし、気をつけたいのは「こうやりたい」の考え方が「いかに楽に仕事をするか」など
自己中心的な考え方になっていてはダメです。

色々な視点で考えなくてはいけませんし、むしろ自分を殺すぐらいです。
また常に目線を上げる努力を心がけています。

仕事とは、一つのゴールに向かっているものです。
ゴールがいくつもあると、混乱するので、基本一つに設定するようにしています。

僭越ながら、slowtime designが目指している
最終的なゴールは 『街をつくる』 です。
これは、私の強くて大きな希望です。

このゴールはあまりにも大きな希望なので、
実は社内だけでなく、あまり他人に言っておりません。
飲んだ時や雑談の時にサラッと言っている程度です。

弊社の企業理念、
~『まったり。』を世の中に提供する~
というのは、「能動的」な理念だと思っています。
受動的のようでいて能動的。

そういう意味で、すごく感銘をうけて共感したのが
NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀コンシェルジュの回の内容です。

そのコンシェルジュは、お客様が伝えるQに対し、その言葉通りのAではなく、
お客様が求めていることにより近いAを探り、より満足させることに邁進していました。
お客様のAnswerを考え探し当てる、宝探しのような仕事。
お客様の数だけQがあり、常に応用応用の連続。
頭の中の引き出しが多くないと対応できない、
非常にコンシェルジュ個々の能力に左右される仕事だと思いました。

ただそれってどんな仕事にでも置き換えられるのです。

弊社もこのコンシェルジュのように
お客様のより正解に近いAを探りあてられるよう
引き出しを一つでも多くできるように邁進しております。

制作依頼をしてくれたお客様は不安だと思います。
本当に目指すものが出来上がってくるのか?
この制作会社でいいのかな?
その不安が安心にかわるAをもっている会社でありたいと思っております。

何か困っている時に弊社に相談・依頼して頂いたということは
世界に無数とある企業の中から弊社を選んでくれたということです。
本当に本当に感謝をしなくてはいけません。

その選択して頂いたことに、最大限のAで返答したい。
制作過程のあれこれでゴールを見失うことがないよう、
我が社を選択して頂いた感謝の気持ちを最後まで忘れることがないよう、
自分を我が社を戒めていきたいと思います。

お客様が何を求めているのか?
制作するうえで、お客様が何を求めているのか、常に考えないといけません。
なぜその制作指示がきたのか?

例えば「お昼に静かで落ち着いたコース料理のお店を探したい」と言われて、

●静かで落ち着いている
・この方はうるさいお店が嫌いなんだろか?
・考え事をしたいのかな?
・昨日がガヤガヤにぎやかなところで食事されたから今日は静かなところにしたいのかな?
・静かだけど個室ではなくて席の間隔が離れたお店がいいのかな?

●コース料理のお店
・もしかしたら昨日、色々なことがあり、考え事がしたいのかなぁ?
・時間をかけてゆっくりと考えながら食べたいのかなぁ?
・コース料理ってことはある程度のコストはかけても平気なのかなぁ?
・ランチ時だからリーズナブルなコストなのかなぁ?

考える方向って一つだけではなく、複数の道があります。
お客様がだす指示の背景には何かしら考えがあります。
何でそんな指示になったのか考えて、分からなかったら聞いてみる。
ヒアリング力も非常に大事です。

弊社が目指しているところは
お客様も従業員も、弊社に関わる人すべてを『まったり。』にすることです。
独立したての時から今もそうですが、
メールの返信速度を最大限早くするというのを意識しています。

それは「待たせる」時間を減らすことによって、
相手の返信待ち時間のストレスを軽減させ、考える時間を増やし、
『まったり。』の時間を増やすことができるのではないか?と考えているからです。

常に相手のことを考えること。そして、それは相手への感謝に繋がる行為だということ。
言われたことだけをしていたら「受動的」であり、成長もなくなってしまいます。
ただし、どうしても言われたことだけしかできない状況もあります。

なぜ『言われたことしかできない状況』なのかをしっかりと「能動的」に
考える癖はつけるよう意識したいと思っています。

最後に、
「能動的」になるってことは責任も増えます。
責任が増えると自分自身も不安になります。
そうなると、失敗も増えるでしょう。失敗なんかしまくっていいんです。

その後の失敗をしっかりと認めて、その失敗をカバーできる策に
すぐに行動出来たら問題ないです。血が出たら絆創膏をすぐ貼ればいいだけ。

だから、他人のせいにしないこと。失敗はどんな理由があれ、自分のせいです。
酷かもしれませんが、すべて自分のせいです。

他人のせいにしていたら何も成長しませんし、その後に繋がりません。
この『ヒトのせい』は次回に書きたいと思います。

失敗したっていいじゃん。にんげんだもの。
※みつをさんにインスパイアされた訳じゃございません。