みんなの味方、優しくて、可愛い“ぐっちょん”

以前、ブームに乗って、裁判を傍聴した事があります。
被告人と傍聴席の間に柵がありました。
僕には柵が、とても頼りなく、“こちら”と“向こう“の境目が、曖昧なモノに思えました。
どうも、slowtime design、中の人01です。
 
うん?これ、何だろう?
僕は時々、自分の胸に手を当てて、考えます。
自分の中に、優しくて、可愛らしい、何だかよく分からないモノを飼っているのじゃないだろうか、と。
仮に“ぐっちょん”と呼びましょう。
 
僕らは、これまで、年齢分の時間を生きてきました。
“ぐっちょん”は、僕らの、嫌なモノ、怖いモノ、思い出したくないモノ、を食べてくれます。これまでずっと、食べてきてくれました。
優しい“ぐっちょん”は、無理をして、たくさん食べてきてくれました。
 
自身の見た目も気にせず、パクパク。パクパク。
“ぐっちょん”にも、限界があります。
やがて……パン!
 
弾けた“ぐっちょん”の中身は、蓄積された激しい怒りとなって、体中にどんどん広がっていきます。
あっと言う間に、『怒りの“ぐっちょん”人』の出来上がりです。
しかし本人は、自身が、『怒りの“ぐっちょん”人』になってしまった事を知りません。
 
『怒りの“ぐっちょん”人』は、無自覚な怒りまかせに、人の心を削ります。
そして至る所で、優しくて、可愛い“ぐっちょん”が、パン! パン! パン!
『怒りの“ぐっちょん”人』が増加していきます。
やがて『怒りの“ぐっちょん”人』同士が結婚し、生まれた子供を、『怒りの“ぐっちょん”人』に育てます。
もはや、優しくて、可愛い“ぐっちょん”は絶滅しました。
世界中が、『怒りの“ぐっちょん”人』で埋め尽くされました。
バイオハザードです。
それでも終わりません。
 
次は、『怒りの“ぐっちょん”人』同士の戦いが始まります。
最終的には一人の勝者。
独りの『怒りの“ぐっちょん”人』だけになります。

そして、考えます。

自身が全てを手に入れたのか。全てを失ったのか。
こうなっちゃったらもう、僕ら。どうなることやら?
 
エコロジカルニッチ、共存や生物多様性が叫ばれる昨今。
まずは自分との共存なんてのも、手なんですかね。
 
確認しましょう。時には自分に、ご褒美を。
よい週末を。

//プロフィール//
slowtime design、中の人01
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